ゆいか先生に聞く、アデック知力育成教室 方南町校ってどんな学童?

学童を探し始めると、

「預かってもらえればいいのか」

「勉強も見てほしいのか」

「子どもが安心して過ごせるか」

——何を基準に選べばいいのか、迷うことは少なくありません。

笹塚周辺にも、さまざまな学童や習い事型の教室があります。

その中で、「塾でも習い事でもない、放課後の居場所」として選ばれてきたのが、5年目を迎える アデック知力育成教室 方南町校です。

今回は、学童選びの一つの選択肢としてアデック方南町校が「どんな子・どんな家庭に合うのか」という視点で、

教室長の岡崎ゆいか先生(以下:ゆいか先生)に学童として大切にしている考え方や、子どもとの向き合い方について伺いました。

本記事で紹介するのは、自治体運営ではなく、民間運営の学童保育です。取材をもとに編集部の視点で構成しています。
  • 30秒でわかる アデック方南町校
項目内容
対象幼児〜小学生
スタイル少人数制・宿題サポートあり
大切にしていること子どもを「一人の人」として向き合う
学習の考え方進学目的ではなく、日常的な学習をサポート
向いている家庭対話を大切にし、子どもの成長を一緒に考えたい家庭
この教室の特徴勉強をする場所というより、子どもが安心して過ごせる放課後の居場所
目次

アデック方南町校の運営方針

公立学童での限界から生まれた、理想の居場所づくり

――ゆいか先生が民間学童を始められたきっかけを教えてください。

「もともと公立学童で5年ほど働いていたんです。でも、100人規模の子どもを預かる現場では、『セロハンテープは5センチまで』『塗り絵は1日1枚まで』といった細かい制限がたくさんあって。

ある男の子が段ボールで犬小屋を作るのが好きで、ガムテープをぐるぐる巻いて工作していたんですが、『平等じゃないからダメ』と他の職員に注意されてしまって。その子にだけ材料を多く使わせるのはおかしいと言われたんです」

子どもと向き合うより、おやつの賞味期限チェックや書類作成に追われる日々。17時になったら掃除の時間で、子どもに向き合うよりも業務が優先される環境に疑問を感じたといいます。

「コロナ禍では『マスクが外れている子を注意して』など、マスク着用の管理ばかり指示されて……。これでは正面から子どもに向き合えないと感じました。

それで、自分が代表になって、何でもOKと思える場所、責任が全部自分のところにある環境なら、やりたいことができるんじゃないかと思ったんです」

そう決意して2020年、地元に近い方南町にアデック方南町校を開設。物件探しは大変でしたが、ようやくたどり着いた場所で、理想の学童保育がスタートしました。

教室は東京メトロ丸の内線 方南町駅から徒歩1分の通いやすい立地

居場所が8割、勉強は2割。子どもの自主性を一番に

――公立学童との一番の違いは何でしょうか。

公立の学童は文部科学省の管轄で、法律上、勉強を教えることが禁止されているんです。

『宿題やろうね』という声かけはOKでも、『ここはこうだよ』と具体的に教えるのはNG。保育の場という位置づけなので、学習指導はできないんですよ」

その点、民間学童であるアデック方南町校では、「速読・即解力育成(国語)」「パズル&思考力育成(算数)」「4技能英語」「ロボットプログラミング」などとともに、学校宿題サポートも行っています。

ただし、進学塾ではありません。おやつを一緒に作って食べたり、子どもたちがやりたいイベントを企画したり、シール交換会を開いたり、カラオケ大会やダンス発表会をしたりしながら、勉強も見るという感じです。

子どもたち自身が企画したものは、できる限り実現させてあげたいと思っています。『居場所が8割、勉強は2割』という感覚かな」

どんなお子さんが通っていますか?

「1年生から6年生まで約40名。中野区・杉並区の、教室から徒歩10分圏内に住んでいるお子さんが多いですね。

周辺の公立小学校に通っている子のほかに、国立や私立の小学校に通っている子もいます」

塾と家庭教師を併用するという忙しい日々を送りながらも、アデックを絶対に休まない子もいるそうです。

「忙しい日々の中で、誰にも何も言われずに過ごせる時間が必要なんだと思います。

お母さんから『忙しいスケジュールの中でも、アデックだけは行きたいって言うんです』と聞いて、

『ああ、居場所になっているんだな』と。勉強を教える場というより、ストレス発散の場、息抜きの場なんですよね」

卒業生も気軽に遊びに来て、日曜の朝8時に「先生、教室が開いてないけど、今どこにいるの?」などと電話がかかってくることもあるそう。

子どもとの向き合い方は?

子どもにとっての”ななめの関係”でありたい

「私は先生というより、地域の『ななめの関係』でいたい。親でも学校の先生でもない、困ったときに頼れる大人。子どもの頃に通っていた塾の先生が、そういう感じだったんです。

高校生になっても相談できる大人がいたことは、自分にとってすごく大きかったんですね。自分もそういう立場になれたら、と思っています」

子どもを”子ども扱い”しない教育方針

――アデック方南町校の特徴的な教育方針について教えてください。

私、子どもと大人にあまり差をつけないんです(笑)

イベントに遅刻したら『〇時に来てねって約束したでしょ? 来なかったのはあなたなんだから、待ってもらえないのは当たり前』ってはっきり言いますし、

子どもが『疲れた』『眠い』って言ったら『先生だって今クタクタなんだけど。早く帰ってビール飲みたいのに、あなたたちが終わらないからだよ』って。公立の学童では絶対言えないセリフですよね(笑)」

最初は驚く子もいるそうですが、対等に接することで子どもたちも自然と責任感を持つようになるといいます。

「態度があまりにもひどすぎる子に、『もう教える気になんないから帰って』と言ったこともあります。

お母さんからすぐ謝罪のメールが来ましたけど。もしそれで辞められたら、それはそれでしょうがない。でも、その子のためにも、ほかの子を守るためにも、言うべきことは言います」

「子どもたちが書いた反省文は、今も大切にとってありますよ」と笑うゆいか先生。その反省文は、保護者に共有したそうです。喧嘩やトラブルが起きても隠さず、オープンに対応する姿勢が信頼につながっているのでしょう。

「100対0で一方だけが悪いってことは、本当にありえないんですよ。必ず事情聴取して、時には授業を止めて緊急会議をすることもあります。でもそれが一番大事なことだと思っています」

保護者との向き合い方は?

親の悩みにも真摯に寄り添うゆいか先生。

実は保護者面談の6割は学力以外の相談なんです。『ママ友関係が難しい』『小学校のコミュニティが息苦しくて、親同士が成績やランキングの話ばかり』といった、親御さん自身の悩みを聞くことも多くて。

面談は一応30分と決めているんですけど、時間があるときは、面談が1~2時間になることもありますね」

ある時は保護者と一緒にお酒を飲みに行ったり、土曜日に犬カフェへ出かけたり。プライベートと仕事の境界が曖昧になることもありますが、それも個人で運営しているからこそできることだといいます。

保護者からは、「自分から机に向かうようになった」といった声のほかに、「勉強以外にもたくさんの経験をして、自信がついた」「失敗を怖がらなくなり前向きになった」など、成長を喜ぶ感想がたくさん届いています。

アデック方南町校をどのようにしていきたいですか?

地域に根ざした”子どもが戻ってこれる場所”

――アデック方南町校を、これからどんな場所にしていきたいですか?

「勉強を教えるだけじゃなく、子どもたちが自分らしくいられる場所。そして困ったときに戻ってこられる場所でありたいです。

卒業生が職場体験に来たり、『アデックでバイトしたい』って言ってきたり。5年目の子たちが中学生になる頃には、そういう関係性がもっと増えていくと思います」

イベントには卒業生や、アデックの生徒じゃない子も来られるようにしているそう。地域に開かれた、誰でも戻ってこられる場所。それがゆいか先生の目指す理想の形です。

「自分が子どものときにほしかった場所を、今作っているのかなって思います。学校でもなく、親でもなく、でも信頼できる大人がいる場所。そういう存在が、子どもたちの成長を支えると信じています」

編集部まとめ

アデック方南町校は、子どもを「預ける」場所というより、放課後の時間をどう過ごすかを、子ども自身が考える学童です。

子どもの気持ちやペースについて、必要に応じて立ち止まり、先生とも対話しながら向き合っていきたい。

そんな考えを持つご家庭には、合いやすい学童と言えるでしょう。

一方で短時間で結果を出す学習管理や、集団一斉指導を重視する場合は、学習の考え方が異なることがあるかもしれません。

学童選びの正解は一つではありません。

ご家庭の考え方やお子さんの様子に合うかどうか、実際の雰囲気を見ながら判断してみてください。

アデック知力育成教室 方南町校について

項目内容
施設名アデック知力育成教室 方南町校
運営主体民間
住所東京都杉並区堀ノ内1丁目2−10
アクセス方南町駅から徒歩1分
電話番号03-5913-7370
対象学年3歳~小学6年生まで
開所日月~土
営業時間10時~19時
利用料金月謝9,000円~ 
※入学時の初期費用、教材費・おやつ代・施設維持管理費は別
送迎【お迎え対象小学校】 杉並区立方南小学校、杉並区立済美小学校、杉並区立大宮小学校
【お迎え対象駅】 方南町駅
おやつあり(要おやつ代)

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この記事を書いた人

あやかのアバター あやか ことこと笹塚 編集長

笹塚暮らし7年目。笹塚で暮らす人のための地域メディア「ことこと笹塚」編集長。
食品メーカーで営業・商品開発を経験後、Webコンサルタントを経て独立。
趣味はスーパーのウィンドウショッピングと呑み食べ歩き。
食いしん坊の娘(4)と開拓した、笹塚の遊び場やお店の情報を発信しています。

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